猛暑の中、暦の上では、明日から「立秋」です。
年々、暦と現実がかけ離れていくようですね。
この高原では、引続き、明け方は4時半過ぎには蜩の声で一日が始まります。 その後6時ぐらいに鶯も鳴いています。少し寝坊さんのようです。
8月7日は月遅れの「七夕」。「仙台七夕祭」は今日から8日まで、青森「ねぶた祭」もこの1日から8日までです。
皆さんも、幼少時は七夕飾りをしたり星を見たりする機会が多かったと思います。
こちらは、田舎で近所のお兄さんの望遠鏡で見た「土星」に感動したのを覚えています。流星も結構見たような。でも、子供ながらに宇宙のはてはどうなっているのか考えると訳が分からなくなり、次第に星との関りも年を重ねつつ疎遠になっていきました。
しかし、現代の物理学では「マルチバース」という「泡宇宙論」、私たちがいるこの宇宙とは別に多くの宇宙が存在するという理論がでてきているようです。
ちょっと「宇宙のはて」に関連していて面白そうなのでかじってみたいと思います。
それにしても、この播磨自然高原の星夜で見る星は綺麗ですね。つくづくすばらしい自然環境がまだ残っていることに感謝したい気持ちになります。
祭りと言えば、「よさこい祭」も人気がありますね。「よさこい」の意味は、土佐弁で「今晩 おいでなさい」「今晩来てください」。古語では「夜さり来い」。漢字表記では「夜さ来い」「夜更来」「宵更来」など。
「よさこい祭り」自体の歴史は戦後から。戦後の苦しい時代に不況を吹き飛ばし、市民の健康等を祈願するとともに今でいう商店街シャッター通りの状態からの復興のような意味をこめてスタート。とにかくカラフルで情熱的で髪型・衣装・音楽など個性豊か、そして踊りは創作ダンスの要素も結構ありますね。
でも、よさこい祭りにはルールがあるようです。
①鳴子「なるこ」を手に持ち、振り付けは「前進する踊り」
②曲の編曲はOKだが、必ず「よさこい鳴子踊り」のフレーズを入れる。
③1チーム150人までの踊り子
④地方車(じかたしゃ)の看板・装飾の制限
これさえクリアーできれば基本自由。この自由度が若者にもピッタリというところでしょうか。
私たちの世代でチームを組んだら「なるこ」いらずの「骨音」踊り?激しすぎて無理なようです。
「よさこい」と聞けば、やはり「ペギー葉山さん」の1959年ヒット作、『南国土佐を後にして』。少し時代はさかのぼるのですが。太平洋戦争時に土佐出身鯨部隊が遠くの戦場から故郷を偲んで歌った原曲に作曲家、武政英策さんが補作・編曲したものです。
南国土佐を 後にして
都へ来てから 幾歳ぞ
思い出します 故郷の友が
門出に歌った よさこい節を
「土佐の高知の ハリマヤ橋で 坊さんかんざし 買うをみた」
月の浜辺で 焚火を囲み
しばしの娯楽の 一時を
わたしも自慢の 声張り上げて
歌うよ土佐の よさこい節を
「みませ見せましょ 浦戸をあけて 月の名所は 桂浜」
国のとうさん 室戸の沖で
鯨釣ったと 言う便り
わたしも負けずに 励んだ後で
歌うよ土佐の よさこい節を
「言うたらいかんちゃ おらんくの池にゃ 潮吹く魚が 泳ぎよる
よさこい よさこい」
久しぶりにYouTubeで聞きましたが、歌詞と照らして聞くと「望郷の念」が伝わってきます。戦地で歌った方々は無事に帰れたのでしょうか?
最近の播磨自然高原は、スコールのような雨のあとに気温が下がり、時折、夕暮れ時に涼風を感じる時もありますが熱帯夜の日も多くなっています。
ところで、明日からは甲子園野球。くしくも8月9日は「野球の日」の記念日。
兵庫県は「報徳学園」が出場します。2年連続選抜準優勝するなど実力は相当のようです。選手の方には思い切って悔いのないよう頑張っていただきたいですね。
皆様方、酷暑の中にはありますが、くれぐれも熱中症などにお気をつけてお暮しいただきますよう願っています。