2021/8/23 掲載
処暑(十四節気)初候 第四十候 8月23日~8月27日
綿を包む萼が開き始める頃です。
今年の夏は本当に雨が多いですね。
水を欲しがる豆類は元気よく畑で育っていますが、雑草には困り果てています。
綿といえば、植物としては「わた」衣料としては「めん」と言っていますが、衣料の方はウイグル関係で話題になっていますね。
色々な素材が今はありますが、肌着はなんと言っても「めん」がいいですね。赤ちゃんなんか本当は昔のようにめんおしめがいいのでしょうが、「使い捨て」に慣れたこの日本では帰ることは難しいのでしょう。
お盆の過ぎたこの頃、一度、9月1日から始まる越中富山の「おわら風の盆」祭りに行きたかったのですが、ご多分にもれず「中止」ですね?
風水害の多い日本では古くから風の被害がおこらずお米などの農作物の収穫が無事にできますようにとの思いから全国に「風祭」の風習があります。
その中でも、この「おわら風の盆」は他の風祭と違って、三味と胡弓のもの悲しい音色、男女の編み笠姿、品のある踊りなど、町並みとも合ったとても洗練されたものです。
日本人のなにか遠くに置き忘れていたものを引き連れてきてくれているような。そして、その 情感から歌も作られています。興味のある方は探して聞いてくださいね。