一年で日が一番長くなる「夏至」の時節となりました。
冬至の日照時間との差は約5時間弱。結構、大きな差ですね。御日様に感謝して有意義な時間としたいものです。
ただし、この時期、梅雨と重なります。今年の気象庁の発表では、四国まで梅雨入り、中国・近畿はこれからです。近年の気候変動の影響で災害が発生しないことを願っています。
一方、北欧に目を向ければ、フィンランドでは国民の祝日で「夏至祭」があります。サマーコテージなどで家族・友人と過ごしたり、パーティーで篝火を焚いて踊ったりして騒ぐところもあるようです。「長い冬」を耐えぬいたあとの「はじけ」なのでしょうか?「白夜」はどんな感じ?沈まない太陽はどんな色?とか想像するだけで結構楽しそうですね。最近の夏至祭は、「結婚式」も多く行われ、サウナに入るのも人気とか。
日本では、例年、7月1日、富士山の山開きがあります。ただし、山梨県側のことで、静岡県側は7月10日頃から行われるそうです。この両県、「富士山」の県境未確定問題などもあり、結構、やりあっている?江戸時代の「駿河」・「甲斐」以来数百年論争に・・・。最近のネットから山梨県民は「千円札の裏の逆さ富士は山梨側からのもの」・「富士五湖はみんーな山梨県」といえば、静岡県民は「山梨県側の富士山は裏富士」・「新幹線からは静岡県の富士山が見える」と、なんか、楽しんでやりあっているようにも思えますが?「日本の富士山」ということでよいのでは?
さて、夏の花のイメージといえば、「ひまわり」、そして「朝顔」が多いでしょう。幼少時は、夏休みの宿題「観察日記」で「朝顔」をとりあげたような・・・。浴衣・簾・打ち水・団扇・朝顔・蝉・すいか・線香花火などが夏の代名詞。私たちの年代の日本人の心に深く刻み込まれたあの映像ですね。
突然ですが、打上花火ではだめなんですよね。最後に玉になった一粒の線香花火からいつ果てるとも知れないかすかな無規則の光と音の饗宴。皆さんの記憶に残っているあの残像です。ある方はお父さんの膝に腰かけて小さな手で、ある方はお母さんに背おられてつぶらな瞳で見ていたのでしょうか?
アサガオはヒルガオ科サツマイモ属の一年性植物、奈良時代に中国から薬草として渡来、生薬名は「牽牛子(けんごし)」、薬効としては便秘時の下剤、外用薬としては「虫刺され」によいとされています。日本に渡来頃は青色の花、突然変異で白い花も咲くようになり今では園芸用がメインです。牽牛とは、「ひこぼし」、この時期現れる時期に朝顔の花が咲くことに由来する説も。もう一つは牛と交換するほど高値ということで名づけられた?「ひこぼし」説が美しいですね。
朝顔は英語では「Japanese morning glories」もともとは中国原産・中南米産?だったのですが、今では、海外の認識では「日本の花」とされています。
この節気で今年も半年が過ぎようとしています。本当に時の経過は早いです。
皆様、日々元気に過ごされているとは存じますが、暑さなど厳しい状況は増すばかりです。くれぐれも無理をなさらす、日々、平穏な暮らしを是として過ごされることを願っています。
会員の皆様には、先日の総会では大変お世話になりました。
無事、議案は承認されました。
ありがとうございました。