清明(5節気4/4~4/18)

 清浄明潔の略ともいわれる「清明」の時節となりました。清々しい風や明るいお陽様、鳥はさらに歌い花は咲き乱れ、新芽の匂いはなはだしく緑はより豊かになっていきます。

 この高原内もさくらは満開、近隣の山々も「山笑う」状況になってきました。

 週末の見ごろとしては今週が最後となりそうです。

 お時間のある方は、是非、おいでいただき一瞬の雅を感応していただければ幸いです。

 この9日は「フォークソング」の日です。会員の皆様の年代ではほぼストライクで思い出たっぷりというところでしょうか?

 フォークソングは、アメリカでは1950~60年代に生まれ、「ボブ・ディラン」、「ジョーン・バエズ」がはしりとなります。ジョーン・バエズが歌う「ドナドナ」「朝日の当たる家」はフォーク・バラードといえるほどの哀愁感たっぷり、その美しい声と半端ないビブラートに今聞いてもビックリ。ボブさんも渋い声で歌っています?いや語っていますの方が?ノーベル文学賞を受賞しているんだから?

 日本ではとなると、フォークソングの前に少しさかのぼって、ベンチャーズブームがあり、加山雄三の「若大将シリーズ」から、若い女性が失神熱狂のGSの時代を経て定着しました。皆さん受験生なら誰でも聞いたことのある「おいで皆さん聞いとくれ 僕は悲しい受験生・・・」から始まる高石ともやの「受験生ブルース・・・」からのちに「フォークの神様」と呼ばれたシンガー・ソングライター岡林信康(山谷ブルース・・・日雇い労働者の悲哀を歌う)へと続きます。

 その後のフォークシンガーを少し並べてみますと、

 ・帰って来たヨッパライ ザ・フォーククルセダーズ

 ・花嫁 はしだのりひことクライマックス

 ・走れコウタロー ソルティー・シュガー

 ・禁じられた恋 森山良子

 ・夢の中へ  井上陽水

 ・戦争を知らない子供たち  ジローズ

 ・酒と泪と男と女  河島英五

 ・なごり雪 イルカ

 ・あなたの心に  中山千夏

 ・赤色エレジー あがた森魚

 ・我が良き友よ かまやつひろし

 ・時には母のない子のように カルメン・マキ

 ・「いちご白書」をもう一度 バンバン

 ・心の旅 サボテンの花 TULIP

 ・或る日突然 トワ・エ・モワ

 ・さようなら 夕暮れ時はさびしそう NSP

 ・学生街の喫茶店 ガロ

 ・精霊流し グレープ

 ・赤色エレジー あがた森魚

 ・我が良き友よ かまやつひろし

 ・時には母のない子のように カルメン・マキ

 ・神田川 南こうせつとかぐや姫

 ・白いブランコ ビリー・バンバン

 ・小さな日記 フォー・セインツ

 ・旅の宿 結婚しようよ よしだたくろう

 ・夢の中へ 心もよう 井上陽水

 ・どうぞこのまま 丸山圭子

 ・しおさいの詩 小椋佳

など、まだまだたくさん。

 1970年代は「神田川」を代表とする四畳半フォーク、カレッジ・フォークなど、自らが作詞作曲、感情の吐露も多く、ある意味「人間的な」素直さなどの残滓があります。今でも曲を聴くと、ほろ苦い思い出や当時の空気が体に刻み込まれたようによみがえるような?

 皆様、それぞれの思いとともに、たまには青春の風を呼び起こしに昔聞いた曲に辿っていくのもよいかもしれませんね。

 

<青い空と白い桜のコントラストはキレイです>


投稿日

カテゴリー:

投稿者:

タグ: