先週のある夜間は結構風が強かったです。「春一番」ですか?
この時期より三寒四温。この一週間は当節気の文字通り雨の日が多いようです。写真のとおり、高原内で梅の花が咲き始めたところがあります。春の訪れが感じられます。
この20日は、「歌舞伎の日」。約400年前のこの日に、家康が「かぶき踊り」を初めて観賞したことから?この時踊ったのは、有名な「阿国」。
阿国は出雲大社の巫女といわれ、1600年には京都の近衛信尹(のぶただ)の屋敷に「国、菊」という者たちが招かれて「ややこ踊り」が披露されたとのこと、慶長8年頃には国が「かぶき踊り」を演じたと書物に記録されているそうです。
このように歌舞伎はもともと女性の役者が始まりなのに、1629年に幕府から風紀を乱すという理由で女役者が禁止されました。人気があまりに高まって、ひいき間の諍いが頻繁に起きたこと、また、この踊りを真似た「遊女歌舞伎」が生まれるなどして取り締まり強化となったようです。
その後、少年による「若衆歌舞伎」、成人男性の「野郎歌舞伎」へと変遷していきました。
「いき」は江戸の町人が理想とした生活理念。寛大・さっぱり・潔い・洗練・など?「粋」は上方の町人のそれ。物分かりが良い・思いやりがある・人情・金離れがきれい?など。おのずと演目に違いが生じていったようです。
現在、京都市東山区、四条大橋の東詰の園地(すぐ近くに「南座」があります)に、出雲の阿国像があります。(四条川原で歌舞伎踊りを披露した?)
阿国さん、その後の女形や今の「歌舞伎界」をどうみているのでしょうか?
400年前に戻れるなら阿国さんの「かぶき踊り」を是非観てみたいものです。
さて、この2月17日、鳥取県米子市「米子水鳥公園」の「中海」で越冬したコハクチョウ41羽の北帰行が確認されたそうです。有名なのは北海道の風蓮湖や新潟県の瓢湖、宮城県の伊豆沼などがあります。
「北帰行」という言葉を聞いてまず思い出すのは小林旭「北帰行」。
1 窓は夜露に濡れて
都すでに遠のく
北へ帰る旅人ひとり
涙流れてやまず
2 夢はむなしく消えて
今日も闇をさすろう
遠き想いはかなき希望(のぞみ)
恩愛我を去りぬ
3 今は黙して行かん
なにをまた語るべき
さらば祖国愛しき人よ
明日はいずこの町か
明日はいずこの町か
舞台は、大東亜戦争下の満州での出来事。恋愛事件での退学処分で日本へ・・・との状況のようですが?
歌詞だけ見れば色々なシチュエーションが想像できます。ちょっとおセンチになりそうですね。
さて、秋に不凍湖目指して日本に渡ってきた白鳥たちはシベリアへこれから向かいます。そしてそこで繁殖。
何千キロも飛ぶことのできる渡り鳥、どうやってもとの地に帰るの?
太陽・星座の位置・「地球の磁場」などを頼って飛行していると考えられています。鳥は体内に方位磁針を持ち南北などをしることができるといわれます。
この節気中に「ひな祭り」がやってきます。
楽しいひな祭りになればよいですね。
この時期の野菜で芽キャベツは最高。ビタミンCたっぷりで可食部で同グラム数比でキャベツの4倍あります。ゆでても炒めてもシチュー、パスタにも合います。
皆様、気温差も大きくなるこの時期、油断することなく健康には十分に留意されご健康にお過ごしください。