大寒(二十四節気1/20~2/3)

 二十四節気も最後の節気「大寒」となりました。

 しかし、昨年に比べても寒くないです。

 この播磨自然高原内では、恒例の水抜きの回数もごくわずかな年になりそうです。雪も積もることもなく、昨年の車のスリップ事故等はありません。なによりです。

 しかし、小さいころ、アダモの「雪が降る」などを聞いて育った身としては雪景色が見れないのは郷愁不足に?

 この時期においしい野菜はチジミホウレンソウ、凍結防御で葉っぱが縮まり水分が減少して甘くなるそうです。量は少なくなりますが、小さいうちに食べるほうれん草も柔らかくてとてもおいしいですよ。毎月30日は、晦日(みそか)といい、「味噌の日」。是非、医者いらずといわれるこの発酵食品と青い葉物野菜の味噌汁などで健康を保っていきたいものです。

 27日は野口雨情の忌日です。「シャボン玉」「七つの子」「赤い靴」などの童謡作詞家。

 久しぶりに聞きましたが、

「赤い靴 はいてた 女の子  異人さんに つれられて
 行つちやつた・・・

 今では 青い目になつちやつて異人さんのお国に
 ゐるんだらう

 赤い靴 見るたび考へる 異人さんに 逢ふたび
 考える」

 とシンプル。今の時代では考えられない外国との心の距離の遠さなどが美しも悲しいメロディで増幅されているような?

 ところが、この少女はアメリカ人夫妻の養女となるも、病のためにアメリカにいけず、9歳でなくなった少女がモデルだそうです。
 

 雨情はある著書の中で、

 「この童謡は表面から見ただけでは単に異人さんにつれられていつた子供とい ふにすぎませんが、赤い靴とか、青い目になつてしまつただろうとかいふことばのかげにはその女の児に対する惻隠の情がふくまれてゐることを見遁さぬようにしていただきたいのであります。」と解説しているそうです。

 ラップも魂の叫びなんでしょうが、童謡も魂を揺さぶりますよね。

 1月31日は「あいさい」といつもの語呂合わせ、「愛妻」なのか「愛(野)菜」なのかはたまた「愛・・」と色々ありそうですね。皆様、それぞれの愛に感謝するのもいいのかもしれませんね。

 この正月の大震災時、日本航空石川の高校球児がおばあさんを途中おんぶして高台の方へ避難した状況をマスコミが伝えていましたが、本当に優しくてたくましい孫がいてよかったですね。胸が熱くなりました。選抜に選ばれたら頑張ってくださいね。

 さて、次節は、「立春」です。

 「春」という字が一年ぶりに巡ってまいりました。寒くても季節は春になります。日も少しづつ長くなっていきます。梅の季節でもあります。万物が陽転、エネルギーが満ちてくるようにも思えます。

 大きな歴史の中では、人の世は短いもの、だからこそ、一年一年、一日一日が大切なのでしょう。節気というのは、気候・風習などをひとくくりにして新たな気持ちにリフレッシュさせてくれる不思議な力があるように感じます。

 皆様のそれぞれの一日一日が素敵なものになるよう願っています。

 今までにあった色々なお話があれば、是非お聞かせください。

 さらっと、紹介していければいいなと思っています。

 いまは、暖冬とはいえ、やはり朝晩の冷え込みはがきつい時もあります。くれぐれも無理をせずお体大切にお過ごしください。 

 

 


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