大雪(二十一節気12/7~12/21)

 新しい節気大雪となりました、昨日の日中はそれなりに暖かかったです。

 北国などでは雪が本格的に降り、今話題のクマやカエル・ヘビなどは冬眠に入る時期です。

 12月11日は「沢庵(但馬の国、出石生まれ 1573年~1645年 臨済宗の僧)忌」にあたります。あの「たくあん」を考案したと言われています。

 禅語「色即是空 空即是色 柳は緑 花は紅 水の面に夜な夜な月は通へども 心もとどめず 影も残さず」なんて奥が深いですね。

 一休禅師も「見るほどに みなそのままの 姿かな 柳は緑 花は紅」がありありのままの見方・生き方を暗示しているようです。

 もう一つ、18日に源内忌があります。発明の才豊かにして、酒脱の気風多き平賀源内、エレキテル、燃えない布などを発明。 どちらかというと藤子不二雄の「キテレツ大百科」をアニメで見た時に登場した奇天烈ぶりが印象的でした。

<香川県 さぬき市のHP~の引用>

 「江戸時代の奇才・平賀源内は、享保13年(1728)高松藩の御蔵番の子として現在のさぬき市志度(旧志度町)で生まれた。発明の才に富み、酒脱の気風があった源内は、エレキテル(日本で初めて復元された電気機器)の復元、燃えない布・火浣布、量程器(万歩計)、磁針器等多くの発明をした。その他にも、本草学者として薬品会(博覧会)を開催したり、人気作家として戯作浄瑠璃作品を発表したり、西洋画や源内焼を広めたりと天才的な業績を残している。国益増進を唱えながら、封建社会の壁に遮られ、世に迎えられず、安永8年(1779)12月18日、江戸の獄中で、辞世の句ともいえる「乾坤の手をちぢめたる氷かな」の一句を残し、駆け抜けた52年の生涯を閉じた。」

とあります。

 キセルをふかす源内のちょんまげ絵が浮かびますが、もっと後の違った時代に生きていたならと想像したくなる人物です。

 この14日は近くの赤穂市で「義士祭」が行われます。今年で120回目だそうです。半端ない歴史ですね。

 当日、赤穂城一帯で、本懐を遂げた四十七士を再現した「義士行列」、山車による忠臣蔵名場面の再現などが繰り広げられます。

 トリの義士行列は午後2時20分ごろスタートらしいです。あの中村雅俊さんが二年連続で大石内蔵助役で特別出演されます。昨年の映像を赤穂市のHPで観ましたが観覧席前での「勝鬨」をあげるシーンは「さすが俳優」。東映関係者だと思うのですが「殺陣」のシーンの表情と所作はさすがプロ。一度は観てみたいと。

 また観覧席前放送席にて講談師の旭堂南龍さんの実況があるとのこと。

 この播磨自然高原も冬の真っ只中にはいってまいります。昨冬は一度でしたか結構雪が積もったことがありました。深々と降る雪は俳句の世界だけにしていただければと思うことも・・・

 されどその雪の静寂なることに心洗われることも確か。

  月雪とのさばりけらし年の暮 【芭蕉】 

  むまそうな雪がふうわりふうわりと 【 一茶】

  いくたびも 雪の深さを 尋ねけり 【子規】

   

* 画像は昨日朝の「山の家」から雲海を望む


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