霜降(十八節気 10/23~11/6)

2022/10/22 掲載

「秋」もこの節気が最後となります。

 露の代わりに今度は凍った霜が降りるころということで「霜降」。

 播磨自然高原では、秋の「山粧う」の兆候が少しでてきた感じというところでしょうか。時折、「小春日和」となり風も「小春風」なんか吹くときは清々しいです。この山には多くのコナラやクヌギの木があるので、ドングリを目にする機会も増えそうですね。

 皆様も、是非、いらして自然の移り変わりを体で感じていただければ幸いです。

 この25日は「世界パスタデー」。日本人は麵といえば、やはり「うどん」・「そば」・「ラーメン」でしょうか。でも、パスタもしっかり日本人の食生活に馴染んできました。いろんな形・調理法があり楽しいですね。特にあの弾力のある食感はなんともいえない?意外ですが、パスタの糖質はゆっくりと体に吸収されるそうです。それで、腹持ちが良いためダイエットにもよい?

 原料は、デュラム(ラテン語で硬いという意味)といわれる小麦の一種類。うどんなどの小麦は「普通小麦」。日本の製粉会社は色々な小麦を配合して皆様お馴染みの「強力粉」や「薄力粉」などを作っています。強力粉はパンなどに、薄力粉はケーキやクッキーなどの生地になりますね。強力粉にはタンパク質が多まれており、あの粘り・弾力を生みます。うどんは、それぞれの性質を併せ持つ「中力粉」が使われています。

 パスタのあの黄色は「カロテノイド」という色素が原因。ビタミンB群なども普通小麦より多く含まれています。

 イタリアでは、1967年にパスタに関する法律を制定、「イタリアで製造される乾燥パスタはデュラム小麦のセモリナ(粗びきの意味)粉100%を原料にしなければならない」と定めているそうです。

 さすが「本場」。

 パスタの種類は600を超え、マカロニなんかは伝わった当初は「穴あきうどん」と呼ばれていたそうです。(そのまんまですね?)

 ともあれ、淡路島や瀬戸内海地方では「デュラム小麦」の栽培も始まっているようです。記念日にちなんで是非ご家庭で「パスタ料理」にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?あるいは手っ取り早くイタリア料理店に直行?

 ちなみに26日は「きしめんの日」。ツルツル感から26を「ツル」と呼んで?こちらもよろしく。

 11月になると3日は「文化の日」。自由と平和を愛し文化をすすめる。本当にそうあってほしと思わずにはいられません。この日は「手塚治虫」さんの誕生日でもあり「まんがの日」でもあります。いまや世界にほこれる「文化」になっています。

 マンガをみることがなくなって、幾年、でもテレビに放映された原作まんがは今でも懐かしいですね。

 年代が古すぎますが、

1960年代は「鉄人28号」・「鉄腕アトム」・「8マン」・「ジャングル大帝」・「オバケのQ太郎」・「マグマ大使」・「ハリスの旋風(かぜ)」・「おそ松くん」・「ゲゲゲの鬼太郎」・「巨人の星」・「タイガーマスク」・「妖怪人間ベム」・「柔道一直線」など、

1970年代は「ハレンチ学園」・「あしたのジョー」・「奥様は18歳」・「ルパン3世」・「銀河鉄道999」・「Dr.スランプ」など思い出します。

 皆様もそれぞれの時代の思い出の漫画・ドラマをたまには振り返ってみるのもよいかもしれませんね。

 霜降の中の次候は「時雨」がテーマとなっています。降ったりやんだりの通り雨の候。古人は、時雨の様子をその時々で「秋時雨」・「北時雨」・「霧時雨」・「小夜時雨」・「夕時雨」・「木の葉時雨」と表現したり、心象的に「時雨心地」・「袖時雨」などを使ったり、本当に表現豊かでいかに自然と一体であったかが窺われます。  

 私たち播磨自然高原に所縁のある人々が、この古人の自然に対する関わり方に寄り添い、将来に渡って素晴らしい播磨自然高原を築くことができたら素敵ですね。


投稿日

カテゴリー:

投稿者:

タグ: