2022/8/6 掲載
早やくも立秋の候となりました。
甲子園では夏の高校野球が始まりました。野球の日も実は「8月9日」、例によって語呂合わせ。
兵庫県の代表校は県立社高校、車中で聞いた同高 山本監督の県代表決定時の優勝インタビュー
「まだどのように気を置いたらよいのかわからない」「勝たせていただいてホットしています」
とても初々しく、爽やかなインタビュー、人柄がよくでていたようで好感をもちました。
是非、社高校の皆さんには兵庫の代表として思いっきりプレーしてたくさんの思い出を作っていただけたらと願っています。
さて、播磨自然高原は相変わらず蝉時雨の中、ゆったりとした時間を感じながらの日々が過ぎているようです。
蜩(ヒグラシ)別名「カナカナゼミ」は、実際は夏から鳴いているのですが、でも立秋後に聞くヒグラシの鳴きは格別、夏の終わりを惜しみ暮れ行く秋の夜長への橋渡しをしてくれているようです。
そんな夕暮れ時の残映時に聞く1975年 南沙織さんの「人恋しくて」は別の意味でタイムスリップ、懐かしいですね。(イントロは大正琴の音?)
この時季、京では五山の送り火でお盆に返ってきた先祖の精霊を再び送る行事があります。
また、灯篭流し(しめやかに)、精霊流し(寂しくないよう爆竹も使い賑やかに送り出す行事、特に長崎が有名)の風習が各地で受け継がれています。
さだまさしさんの「精霊流し」、実際の賑やかなものと比べマイナーコード進行、同い年の従兄の水難事故をその恋人目線での歌詞に、久しぶりに聞いてみましたが、メロディーのせいなのか切ないですね。
四国では、8/12~15間は「阿波踊り」、元気がでそうですね。
この8/19は「俳句とバイクの日」
そこで、万葉集から・・・作者未詳
今よりは 秋づきぬらし あしひきの山松蔭に ひぐらし鳴きぬ
夕影に来鳴くひぐらし幾許(ここだく)も日ごとに聞けどあかぬ声かも
*幾許も・・・しきりに
蝉は3年から十数年は土の中?土から出てきて1月から1月半?人が飼うと1週間くらいでなくなることも多い? これを聞いたら飼えませんね?
ヒグラシの声をよく聞くと、最後はフェードアウト気味で、余韻があるフェルマータ、強弱も最後はデクレッシェンド、人を物思いにさせる鳴き方なんですね。
今まさに、最初は多くのセミの鳴き声が少なくなって、遠くに聞こえるようにフェードアウトしています。
悦に入っていたのに急に「ツクツクボウシ」が「ツクツクボウシ」と時折鳴きだしました。協奏曲としては此の2者は成り立たないようです。
暮れなずむときから少しヒグラシの音を聴察していましたが、とうとう暮れ果ててしまいました。 皆様方、時には播磨自然高原にて様々な生き物について実際「気を置いていただく」時間を楽しんでいただけたら幸いです。