2022/7/23 掲載
梅雨明け宣言後、結構、雨の日も多いですね。
昨日の播磨自然高原は晴れたと思ったらにわか雨と気まぐれ天気でした。
写真は昨日夜明け後の「山の家」から望む山々です。
やはり高原内にいると朝夕は涼しく、街中に比べて日中も樹々に守られているのか気持ちの良いひと時を過ごすことができます。
皆様も是非お越しなって、日々の疲れをとっていただければ幸いです。
今日からは「大暑」。一年で最も暑い時季です。道路なんかは灼熱で陽炎が揺らめくほどになる候。時より入道雲が発生、落雷も。この播磨自然高原はそれが原因で火事が発生することも。1週間前でしょうか?大規模停電もありました。日頃から非常時の備品等を備えておいてくださいね。
この時季、「土用の丑」と聞けば「ウナギ」料理。「ひつまぶし」は「味変」もできて、最後のお茶漬けで食べるのは最高です。昔、熱田神宮鳥居近くでいただいた「ひつまぶし」は思い出の料理。
夏バテ防止の食べ物「うなぎ」と「梅干し」の食べ合わせは×とした江戸時代の大学者「貝原益軒」、この方、何故か覚えているのは、医院に行った時に、壁一面に養生訓かなんかが無造作に張り紙されていて、待ち時間にじっくり読んでしまい、なるほど?と。
江戸時代、まだ短命社会のなか84歳まで生き、70歳になってから著作を多く著すほどお元気であった方です。83歳時に「健康長寿の心得」を書いた「養生訓」。皆様もどこかで聞かれたかと思います。
今でいう「予防医学」なんでしょうか。本人は虚弱体質のため日々の生活の中で養生に努めたそうです。結果、80歳になっても歯は一本も落ちなかったようです。すごい。こちらはボロボロ歯。
特に、「養生とは何より心の養生である」と説いているようです。食欲、色欲を慎むこと、運動・栄養・休息を適度に行うことなど、結構、今の飽食の時代、心のコントロールを行うのは至難の業のようにも・・・。
名言「老人は一日をもって十日として日々楽しむべし、常に日を愛惜して一日もあだに暮らすべからず」。
うーむ。なるほど。1日、1日・・・。
さて、食べ合わせの話。ウナギは良質なタンパク質があり、免疫力もアップさせるビタミンA、糖質をエネルギー変換させるビタミンB1、あの「ぬめり」のもとは「ムチン」、これも免疫力アップによく胃腸の粘膜を保護、消化吸収を助けます。一方、梅干しは「クエン酸」とくれば食欲増進、疲労回復によいと。さらに塩分補給にも。最強の食べ合わせでは?
にもかかわらず、「よくない」と。当時、日本人は胃腸虚弱体質の方が多く、ウナギの「油っこい」梅干しの「酸味がきつい」で過剰摂取は×という戒めと、高級食材「ウナギ」をあまり食べさせないようにするために?昔の人の「知恵」で抑制する方便として?使われたとも言われています。
ともあれ、現在も天然ウナギは高級食材、市井では養殖中心です。悲しいかな鱧など「代用品」も出回りウナギの味もわからなくなっていく?というのが昨今でしょうか。
播磨自然高原の朝は、ヒグラシの鳴き声から始まるところが多いと思います。朝夕の涼しい時だけによく鳴きます。でも夕暮れ時のその音は朝と同じであるのになぜか「物悲しい」?
人の感性が、いかに時・場所・音によって揺さぶられるかがわかります。 下の写真は、夏真っ盛りにピッタリな「すいか」。今年はなぜか豊作です。
