2022/2/9 掲載
立春(一節気)次候 第二候 2月9日~2月13日頃
鶯が鳴く頃です。
播磨自然高原での鶯の初音、初鳴きは3月初旬が多いように思うのですが。場所によっては早いところもありそうですね。
鴬には別名もあり、春鳥、花見鳥、歌詠鳥(うたよみどり)、報春鳥(ほうしゅんどり)、経読鳥(きょうよみどり)など様々です。
この時期に咲く梅と鴬は季節ピッタリと思うのですが、実際、鴬は梅の木には興味がなさそうです。どちらかというと、梅の木にとまるのはあのメジロですか? メジロは梅の花の蜜を吸いに来るそうです。この高原にきたころ、もう少し先の時節(2月だったと思いますが?)に小雪がちらつく寒い朝、風呂の外側の暖房施設の上で力尽きたメジロがなくなっていました。愛らしくきれいな鶯色をしたメジロを見て、動物にとっての自然の厳しさ非情を感じるとともにとても悲しくなったことを覚えています。都会に住んでいてはわからない、ここならでの自然環境に複雑な思いをすることになりました。
鴬はなかなか見ることができないですね。低空飛行して移動中の鶯はなんどか見ましたが、しっかりみたことはないです。羽色もどちらかというとメジロの方が綺麗だと思いますが?藪や笹の多いところが好きで、主に虫を食べています。ともかく警戒心の強い鳥です。
さえずりは雄で、「ホーホケキョ」、「ホーホケキキョ、ケキョケキョ・・・」など。「ホー」で息を吸って「ホケキョ」で息を吐いて鳴いているそうです。一年を通して地鳴きは「チャチャチャ」。「初音」は、実は鶯はまだ鳴きの練習中?「ホー」と鳴いたので次を期待しているのに、鳴かなかったりしてズッコケることもありますよね?でも次は「頑張れ!!」と、言っている自分。谷間にこだまするあのスピーカーで増幅したような澄んだ声を聞けるのは播磨自然高原ならではの楽しみ、癒しの場所であることに感謝する瞬間でもあります。春を告げる鶯の初音を聞いて古の人は、また春がやってきたとほっとしたのでしょうね?
良寛和尚の歌、
「鶯の 声を聞きつる あしたより 春の心に なりにけるかも」
はやく鶯の声を聞きたいものですね。
当高原の先週末の土日は厳しい寒さでマイナス4度台になったところもありました。
皆様、急な冷え込みで体調管理も大変だと思いますが、風邪などひかないよう気を付けてください。 ↓ こちらがメジロです。 小さくてまん丸で可愛いですね。
