乃東生(なつかれくさしょうず)

2021/12/22 掲載

冬至(二十二節気)初候 第六十四候 1222日~1225日頃

 夏至の頃に枯れていた夏枯草が冬に芽を出す頃です。

 普通、草木は寒々とした枯れ姿なのに、この「なつかれくさ」は、

この時期に芽を出します。待ち遠しい春への思いを繋いでくれるエス

ペランサとして72候に載せられたのでしょうか?

 播磨自然高原は、このところ氷点下になることも。私が住んでいる

場所のベランダの温度計は3、4日前マイナス4度以下になりました。若

干、雪もちらつきました。今週末も寒波襲来のようです。

 第一ゲート前にクリスマスツリーが飾られています。この寒さの中、

心が少し暖かくなります。

 また、二十二節気の冬至は「陰が極まって陽となる」転機の日となり、

その後日は長くなり太陽の光は強くなっていきます。

 「冬至」は、「湯治」の語呂合わせ説、この時期の「柚子」は「融通」

(身体が健やかならば融通もきく)をかけた説など・・・。

 また、「ん」がつくもので運をと、「ん」「ん」2回で運2倍、セリの

ようですが、悪いことではないので今に残っている?

 それは、「冬至の七種」、南瓜・蓮根・人参・銀杏・金柑、寒天、饂飩

(うんどん、うどんのこと)。皆様、柚子湯につかって、後は7種をたしな

むのはいかがでしょうか。運が2倍超間違いなし?

 今年も、世上、色々なことがありましたね。良いことよりもその反対が

多いようにも思えますが、冬過ぎればやがて春、悪いことも長続きはしま

せん。昔の人は、冬至にこの「一陽来復」で幸運を願ったようですね。

 ところで、夏の終わりごろに採れたカボチャは保存がきき、品種にもよ

りますが翌年2,3月までもつものもあります。その後は、最近、スーパー

の産地表示ではニュージーランド・オーストラリア産に変わり、8月終わり

ごろからはまた国産になっていきます。

 この候、最後はクリスマスですね。

 日帰り温泉で湯につかっていても「クリスマスソング」が流れていま

した。スーパーならまだしも、風呂ぐらいゆっくり静寂を楽しませてく

ださいと心の叫びがありました。

 クリスマスソングと言えば、私の世代は、やはり、ビングクロスビーの

「ホワイトクリスマス」・山下達郎の「クリスマスイブ」・ジョンレノン

の「ハッピークリスマス」?世代が下ればレミオロメンの「粉雪」や中島

美嘉の「雪の華」は胸に響きますね。

 やはり「雪」は人を文学化させる魔法の言葉なのでしょうか?

 残念ながら、ここまで年を重ねたせいか、「ジングルベル」の鈴は鳴り

ませんでした。

 皆様の想い出のクリスマスソングは何でしょう?  メリークリスマス !!


投稿日

カテゴリー:

投稿者:

タグ: