雨水(2節気2/18~3/4)

 明日から2節気の「雨水」となります。今日は日中10度以上と春へ向けて日差しが暖かく気持ちよかったです。しかし、今週は、結構、気温が下がりそうですね。皆様、体調管理に気を配ってくださいね。

 2月23日は、「富士山の日」。本家本元はインバウンドで活況。そこで、「富士」の名にあやかってつけられた全国の山々をご紹介いたします。

 <北海道>

 羊蹄山(ようていざん) 別名:蝦夷富士(えぞふじ) なだらかな裾野を広げる円錐形の美しい山で、北海道の富士山と称されています。

 <東北>

 岩木山(いわきさん)(青森県) 別名:津軽富士(つがるふじ) 津軽地方にそびえる独立峰で、その優美な姿からこの名がつきました。

 鳥海山(ちょうかいさん)(秋田県・山形県) 別名:出羽富士(でわふじ) 出羽国(現在の秋田・山形)に位置し、日本海に映える美しい山容を誇っています。

 磐梯山(ばんだいさん)(福島県) 別名:会津富士(あいづふじ) 会津地方を象徴する山で、裏磐梯の湖沼群とともに風光明媚な景観を持っています。

 <関東>

 筑波山(つくばさん)(茨城県) 別名:西の富士、東の筑波 富士山とは異なる双峰の山だが、美しさから並び称されることがあります。

 榛名山(はるなさん)(群馬県) 別名:上州富士(じょうしゅうふじ) 榛名湖を抱く優雅な火山で、上州(群馬)の象徴的存在です。

 <中部>

 妙高山(みょうこうさん)(新潟県) 別名:越後富士(えちごふじ) 越後地方の秀峰で、特に冬の雪景色が富士山を思わせます。

 御嶽山(おんたけさん)(長野県・岐阜県) 別名:信州富士(しんしゅうふじ) 霊山として崇められ、多くの信仰を集める山です。

 <近畿> 

 葛城山(かつらぎさん)(奈良県・大阪府) 別名:大和富士(やまとふじ) 

 大和地方の名山で、古くから信仰の対象となっています。

<中国・四国>

 大山(だいせん)(鳥取県) 別名:伯耆富士(ほうきふじ) 中国地方最高峰で、伯耆国(現在の鳥取県)のシンボルです。

 石鎚山(いしづちさん)(愛媛県) 別名:伊予富士(いよふじ) 西日本最高峰で、四国の霊山として知られています。

 剣山(つるぎさん)(徳島県) 別名:阿波富士(あわふじ) 山名の通り鋭い姿が特徴的だが、地域では富士のような美しさと称えられています。

九州>

 阿蘇山(あそさん)(熊本県) 別名:肥後富士(ひごふじ)※外輪山の根子岳を指すことがあります 世界有数のカルデラを持つが、その外輪山の一部が富士の姿に見えることがあります。

 開聞岳(かいもんだけ)(鹿児島県) 別名:薩摩富士(さつまふじ) 錦江湾に映える円錐形の美しい山で、鹿児島のシンボルです。

沖縄>

 与那覇岳(よなはだけ)(沖縄県) 別名:沖縄富士(おきなわふじ)※あまり一般的ではないが稀に呼ばれるそうです 標高は低いが、沖縄本島で最も高い山として知られる。

 こうしてみてくると、全国にはその土地ごとの「富士山」があり、それぞれに地域の人々の愛着や誇りが込められています。山々の美しい姿を通して、日本各地の風景を感じることができますね。

 この高原から最も近いのは 伯耆大山 「伯耆富士」ですね。日本百名山にも選ばれる名峰です。 その姿は見る角度によって変わり、西側から見ると富士山のような優美な三角形をしています。

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 米子道からみると、横に長く崖の土色が良く見える険しい姿もあります。見る場所により姿が変わる本当に飽きることのない山です。七変化ですね。

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 上にはないですが、徳島の讃岐富士も素敵ですね。香川県のシンボル的な山で、丸亀市と坂出市の境に位置しています。 標高422m平野につんととそびえる円錐形の山で、まるでおにぎりのような形をしています。 そのため、地元の人々からは「おむすび山」とも呼ばれています。

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 この時期は雨水のとおり「雨」の恵みがあるようです。雨には色々な表現があり古来より日本人の心を揺さぶってきました。

 雨だれ村雨糸雨(いとあめ)波紋雨慈雨雨夜の星甘雨笠時雨など

 雨だれはショパンを連想? 波紋雨は水面に落ちる雨で波が静かに波紋のように進んでいく様。おしゃれで観察眼がすごい。

 2月22日はにゃんにゃんの日。

 猫には様々な種類があり、それぞれに特徴的な見た目や性格があります。ここでは、代表的な猫の種類とその特徴を紹介します

1.アメリカンショートヘア

積極的に遊び性格を持ち、適応力が高く、人懐っこい猫です。 初心者にも飼いやすい種類として人気

2.スコティッシュフォールド

特徴的な折れ耳を持ち、おとなしく甘えん坊な性格をしています。穏やかな性格で、飼い主とのスキンシップを好みます。

3.マンチカン

短い足が特徴の猫種で、好奇心旺盛で遊び好きです。足が短いながらも慎重に動き回り、愛らしい姿が魅力です

4.ペルシャ

ふわふわの長毛を持ち、穏やかでおっとりした性格の猫です。 静かで上品な雰囲気があり、落ち着いた環境を好みます

5.メインクーン

大型長毛種で、賢く社交的な性格を持っています。人懐っこく優しい性格で、他のペットや子どもとも仲良くできます

6.ラグドール

抱っこされるのが好きで、大人しく甘えん坊な猫です。人に対してとても愛情深く、穏やかで優雅な性格をしています。

7.ベンガル

野性的なヒョウ柄の模様が特徴で、前向きで運動量の多い猫です。 知能が高く、遊び好きでエネルギッシュな性格をしています。

8.ノルウェージャンフォレストキャット

厚い毛皮を持ち、寒さに強い猫です。優雅で穏やかな性格で、独立心ありながらも飼い主に愛着を示します。

9.ロシアンブルー

青みがかった美しい被毛が特徴で、気が強いもの、飼い主には甘える性格です。 上品で控えめな性格の持ち主です。

10.シャム

スリムな体型と青い目が特徴的で、じっくり話し合える好きな猫です。

 それぞれの猫種には異なる魅力がありそうです。

 ついでに、日本の植物園の歴史と特色ある10の植物園 をご紹介します。

 日本の植物園は、江戸時代の薬草園から始まり、明治時代以降に本格的な研究・教育機関として発展しました。現在では、日本全国に特色ある植物園が存在し、それぞれ独自の歴史や魅力を持っています。以下に、全国から選んだ10の植物園について詳しく紹介します。

1 京都府立植物園(京都府)

歴史

 京都府立植物園は、1924年に日本初の公立植物園として開園しました。開園当初から研究機関としての役割を担い、多くの貴重な植物が集められました。しかし、戦時中は閉鎖され、一時的に農地として利用されることとなりました。戦後、市民の要望により復興が進められ、1950年に再開園。その後も拡張を続け、現在では日本有数の規模を誇る植物園となっています。

特色

 約24ヘクタールの敷地には約12,000種の植物が植えられており、四季折々の美しい景観が楽しめます。春には約500本の桜が咲き誇り、日本有数の桜の名所としても知られています。また、温室には熱帯・亜熱帯植物が展示され、特にランや食虫植物のコレクションが充実しています。さらに、園内には日本庭園や水生植物園もあり、多彩な植物が楽しめるのが魅力です。

エピソード

 戦時中、植物園は閉鎖され、一部は農地として活用されました。しかし、京都市民は植物園の復活を強く望み、戦後すぐに再建運動が始まりました。特に、園の職員や地元の植物愛好家たちが、散逸した植物を回収し、再植栽する努力を続けた結果、現在のような美しい植物園がよみがえりました。


2. 東京大学 小石川植物園(東京都)

歴史

 小石川植物園の歴史は1684年にまで遡り、徳川幕府が薬草園として開設した「小石川御薬園」がその起源です。明治時代に東京大学の管理下に置かれ、植物学の研究と教育の場として発展しました。ここでは、近代植物学の基礎が築かれ、多くの学者が研究を行いました。

特色

 約16ヘクタールの園内には、絶滅危惧種を含む多様な植物が栽培されています。特に、メタセコイアやイチョウなどの貴重な樹木が植えられており、植物学の歴史を感じさせます。また、園内には江戸時代からの景観が残る場所もあり、学術的価値とともに文化的な魅力も兼ね備えています。

エピソード

 19世紀、シーボルトがこの植物園を訪れ、日本の植物をヨーロッパに紹介しました。彼の研究によって、日本の植物が世界に知られるようになり、現在もその影響は続いています。

3. 牧野植物園(高知県)

歴史

 日本の植物学の父・牧野富太郎博士(1862-1957)の功績を称え、1958年に開園しました。博士が収集・研究した膨大な植物が展示されています。

特色

 高知県の豊かな自然を活かし、四国の固有植物を中心に展示。牧野博士が命名した多くの植物がここで観察できます。

エピソード

 牧野博士は幼少期から草花に興味を持ち、独学で植物学を極めました。彼の家族は「草ばかり見て暮らす男」と心配しましたが、彼の情熱は日本の植物学を飛躍的に発展させました。

4. 富山県中央植物園(富山県)

歴史

 1996年に開園し、北陸最大の植物園として整備されました。

特色

 四季の変化に富んだ富山の気候を活かし、温帯から寒冷地の植物が充実しています。また、雪深い地域ならではの冬季展示も魅力です。

エピソード

 冬場でも植物を楽しめるよう、大規模な温室が設置されました。開園当初、地元の人々からは「雪国に植物園は難しいのでは?」という声もありましたが、現在では年間を通じて多くの人が訪れる施設となっています。

5. 兵庫県立フラワーセンター(兵庫県)

歴史

 1974年に開園し、関西随一の花の名所として知られています。

特色

 バラ、ユリ、チューリップなどの花卉(かき)植物の展示が充実。特にバラ園は約350品種が植えられています。

エピソード

 開園当初、この地域は農地として使われていました。園芸家たちが協力して土壌を改良し、現在の美しい庭園を作り上げました。

6. 大阪市立長居植物園(大阪府)

歴史

1974年に開園し、大阪市民の憩いの場として親しまれています。

特色

 スイレンやハスが浮かぶ池、桜並木、約1,200種類の植物が展示され、都会のオアシスとして人気があります。

エピソード

 元々は競馬場跡地でした。市民の要望により植物園として整備され、現在のような自然豊かな空間となりました。

7. 広島市植物公園(広島県)

歴史・特色・エピソード

 広島市植物公園は1976年に開園し、四季折々の花々が楽しめる植物園として親しまれています。戦後復興の一環として計画され、平和と自然保護の象徴となっています。特に、熱帯植物の展示やバラ園が充実しており、多くの市民が訪れます。


8. 名古屋市東山植物園(愛知県)

歴史・特色・エピソード

 1937年に開園した名古屋市東山植物園は、日本有数の規模を誇る植物園です。動植物園と併設され、桜や梅の名所としても知られています。開園当初は動物園の餌となる植物を育てる目的もありました。

9. 鹿児島県立吉野公園(鹿児島県)

歴史・特色・エピソード

 1966年に開園し、桜島を望む美しいロケーションが特徴です。亜熱帯植物が豊富で、ブーゲンビリアやハイビスカスが彩る風景が魅力。火山灰の影響を受けながらも、市民の努力で緑が豊かな公園に育てられました。

10. 国立科学博物館附属 自然教育園(東京都)

歴史・特色・エピソード

 江戸時代の大名庭園がルーツで、1949年に植物園として開園。都市部で原生林が残る貴重なエリアであり、学術的価値が高い。戦後は食糧難の影響で一時的に食用植物が育てられた歴史もあります。

 ほかにも色々あるようです。この高原にいれば自然とのふれありは十分とれますが、また違った趣があると思われるので、是非、皆様参考にして近くに行った折りに訪れてくださいね。

 この節気の最後の方では「ひな祭り」があります。今の時代、なかなか雛壇を飾るところは少なくなったと思いますが、「今日は楽しいひな祭り♪♪♪」になればよいですね。


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