明日は24節気で最初の「立春」です。1年経つのは本当に早いものです。「人生朝露の如し」と思う年代ではあるものの、この播磨自然高原の自然の豊かさに包まれていることに感謝して、引続きスタートをきっていきたいと思います。
今朝は今冬2回目の白い薄化粧がひろがりました。午前中には雪解けで車運転への支障はありません。ほっとしています。今日は節分なのでスーパーなどは大忙しのようですね。
立春の早朝に主に曹洞宗の禅寺では「立春大吉」の厄除けの札が貼りだされることが多いようです。この1年の無病息災を願っているのですね。
「立春大吉」の文字は左右対称であるため、縦書きでは表から見ても裏から見ても「立春大吉」と読めます。家に入ってきた鬼が振り返った時、同じ字なので、家に入っていないと勘違いして家から出ていく、つまり厄除けになる。曹洞宗の始祖道元が伝えたとされています。

2月9日は「ふくの日」です。例によって語呂合わせです。この記念日は、昭和55年に協同組合・下関ふく連盟が制定したそうです。「下関ふくの日まつり」が、南風泊市場(はえどまりしじょう)で行われますが、実際は11日の建国記念日の祝日に開催されるようです。ふく刺しなどを含め他の水産物の即売会などのイベントが開催されます。楽しそうですね。
ところで、フグではなくなぜフク?
下関ではフグを縁起担ぎで「ふく(福)」、「不遇(ふぐ)」という言葉にかけて不吉なものとされることもあったために「ふく」へということらしいです。

そして12日は、菜の花忌。司馬遼太郎さんは「菜の花」がとっても好きだったことから命名されました。
皆さんも、司馬遼太郎さん(1923-1996)の『竜馬がゆく』(1962年~1966年)や『燃えよ剣』(1964年)などをよんだりテレビなどで観られたと思います。「日本人が本来持つべきダイナミズムや自由の精神を、竜馬を通じてずっと描きたかった」と語られているそうです。まさに、今の日本に必要なのはこんな人だよと言っているような?
『燃えよ剣』は、新選組副長・土方歳三を主人公に、幕末の激動を描いた作品です。司馬遼太郎は、土方を、ある意味「時代に取り残されても、自らの信念を貫く美しさ」と「武士の終焉を象徴する存在」として描きました。
そうです。『竜馬がゆく』は「新時代の英雄」を、『燃えよ剣』は「滅びゆく者の美学」を対比しているようです。なにかメッセージ性を感じますね。

さて、播磨自然高原は、来週にかけて全国的な「立春寒波」に遭遇しそうです。この寒波が過ぎれば字のごとく「春」の気配を感じ取れるようになることでしょう。
せめて俳句で春を・・・
- 芭蕉 ー
梅が香にのっと日の出る山路かな
*「のっと」は「ひょっこり」のこと。芭蕉のたどり着いた境地の「軽み」の 実践句
春立ちて愚かな九日の野山かな
― 一茶 ー
春立つや愚の上に又愚にかへる
* 一茶らしいです。 春になった喜びを打ち消す「愚」。愚かな私がまた愚かな年を重ねてしまったか、愚かな者にも春は来る的な達観した境地でしょうか?
皆様、次の寒波明けには、梅のたよりもどこかでチラホラあればよいですね。

お体お大切にお暮しください。
